動画を見るだけならこのスペックで十分|安いパソコンの「外さない条件」と中古でコスパを上げる選び方
YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなどを「視聴メイン」で使うなら、ハイスペックPCは基本的に不要です。ただし、安いモデルほどつまずきやすい落とし穴があります。 よくある失敗は、CPUが古すぎる/メモリが少ない/ストレージが遅い(HDDや小容量)/画面がHDで見づらい——このあたり。逆に言えば、ここさえ避ければ、価格を抑えても十分に快適に使えます。
先に結論:迷ったら「このライン」で選べば外しにくい
フルHD(1080p)で動画を見て、ついでにネット検索や買い物、たまにメールもする。このくらいの使い方なら、目安は次のとおりです。
- CPU:Core i5(第8世代以降)/Ryzen 5(3000番台以降)
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256GB以上
- 画面:フルHD(1920×1080)優先
中古市場では、i3とi5の価格差が意外と小さいことがあります。「動画だけだしCore i3で十分」と割り切るより、最初からi5/Ryzen 5を狙ったほうが、結果的に失敗しにくいです。
「動画しか見ない」「ブラウザのタブは少なめ」という方なら、Core i3(第8世代以降)/Ryzen 3(3000番台以降)でも成立します。ただし安い個体ほどメモリやストレージが弱い傾向があるため、メモリ8GBとSSDだけは削らないほうがラクです。
なぜその条件が効く?部品ごとの役割を短く整理
CPU:重要なのは“性能”より「世代」
動画再生はCPUだけで処理しているように見えますが、実際は内蔵グラフィックスが動画の再生処理をうまく肩代わりできるかが大きいポイントです。 世代が古いとこの処理が苦手で、1080pでもカクついたり、音ズレが起きたり、ブラウザ全体が重くなることがあります。
メモリ:タブを開くほど効いてくる
動画を流しながら検索したり、SNSを見たり、拡張機能(広告ブロッカーなど)を入れていると、4GBはすぐ苦しくなります。 8GBなら余裕が出ますし、タブを多めに開く人は「8GBを最低ライン」と考えるのが安全です。
ストレージ:動画より“PCのテンポ”に直結
ストレージは動画の再生そのものより、起動・更新・ブラウザの立ち上がりなど体感に効きます。HDDだと全体が遅く、調子の波も出やすいので、動画用途でもSSDは必須と考えたほうが失敗しません。 容量は最低256GB。128GB以下は更新やキャッシュで詰まりやすく、ストレスが出やすいです。
1080pと4Kで、見るべきポイントが変わる
1080p(フルHD)なら:世代+メモリ+SSDでほぼ決まる
普通に1080pを見るだけなら、前述の基準で十分です。ここで大事なのは、CPUの“強さ”よりも世代とメモリ8GB・SSDを満たしているかどうかです。
4Kを安定させたいなら:PC以外の条件も効く
4KはPC性能だけで決まるわけではありません。内蔵グラフィックスの得意不得意、回線の安定、出力端子や接続方法などで体感が変わります。 目安としては以下を意識すると安心です。
- CPU:Core i5/Ryzen 5以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSD
- 外部テレビで見る:PC側の4K出力対応(端子・規格)も確認
逆に「4Kにはこだわらない。見やすい画面で1080pが出ればOK」と決めると、選ぶのが一気に楽になります。
安く買うなら「新品の最安」より「中古」が良い理由
新品の最安帯は、どこかが削られていることが多いです。典型は、メモリ4GB/保存領域がeMMC(体感が遅い)/画面がHD(1366×768)/低電力CPUで余裕がない、など。 動画が再生できても、更新やブラウザが重くて「思ったより使いづらい」となりがちです。
一方で中古なら、同じ予算でもCPU世代・メモリ・SSDを上げやすく、動画用途と相性が良いのがメリットです。法人向けノートは作りがしっかりしているモデルも多く、視聴+軽作業なら十分戦力になります。
ノートかデスクトップか:性能より「どこで見るか」で決める
同じ予算ならデスクトップのほうが性能を出しやすく、後からメモリやSSDを増やすのも簡単です。ただ、動画用途は性能差よりも「運用のしやすさ」が満足度を左右します。 場所を変えて見たい、配線を減らしたい、テレビにつないで使いたい——そういう人はノートが楽です。生活スタイルで決めるのが正解です。
意外と効くのは「再生のしかた」
スペック表以上に差が出るのが、ブラウザ視聴か、アプリ視聴かという点です。環境によってはアプリのほうが安定することもあります。 特に4Kを狙う場合は、「PC性能」だけでなく視聴環境の組み合わせで解像度が変わることがある——とだけ覚えておくと無駄が減ります。
ここだけ避ければ失敗しにくい(NG構成)
安さ優先で次の組み合わせに寄ると「動画は流れるけど操作が遅くて疲れる」になりやすいです。
- メモリ4GB
- eMMC
- ストレージ128GB以下
中古で選ぶなら、あわせてWindows 11対応の世代、SSD搭載、保証の有無も確認すると、結果的に総コストが下がります。
動画視聴向けの「買いやすい条件」まとめ
- 見やすさ重視(自宅中心):15.6インチ前後+フルHD
- 持ち運びもする:14インチ前後+フルHD
- 共通の安心ライン:メモリ8GB/SSD256GB以上
まとめ
動画視聴用のPCは、細かい性能差より「外さない条件」を満たしているかが重要です。まずはフルHD・メモリ8GB・SSD256GB以上を条件にして一覧を見るのが近道です。 4Kも視野に入れるなら、そこにCore i5/Ryzen 5クラスを足すと判断が速くなります。中古は在庫の入れ替わりがあるため、条件に合う個体が出たタイミングで押さえるほうが、結果的に安く済みます。