学生向けノートPCの選び方——4年間を安心して乗り切る実務ガイド
まず決めておくこと
まず、次の五つを順番に決めます。こちらを決めることで必要な性能とサイズが明確になり、候補は絞れていきます。
授業・課題の内容(レポート中心/プログラミング・統計/3D・動画編集 など)
持ち運び頻度(毎日/週に数回/据え置き)
使用年数の想定(何年使うか)
大学の必須ソフト/OS指定の有無
総額の上限(本体+保証+Office+周辺機器+修理まで)
用途別の目安
レポート中心(文系・教育・看護など)
Core i3 / Ryzen 3、メモリ8GB、SSD 256GBで授業は回ります。複数アプリ並行ならメモリ16GB・SSD 512GBへ。サイズは13〜14型、重さは1.4kg以下が扱いやすいです。
プログラミング・統計・軽いCAD(情報・理工系)
Core i5 / Ryzen 5、メモリ16GB、SSD 512GBが起点。仮想環境やDockerを使うならメモリ32GBも検討。14〜15型だとコードと資料を並べやすく、外部モニタ併用が効きます。
3D・動画編集・音楽制作(デザイン・建築・映像・芸術系)
Core i7 / Ryzen 7、メモリ16〜32GB、SSD 1TB+専用GPU。広色域ディスプレイと放熱に強い筐体を優先。長時間の書き出しを想定して冷却設計で選びます。
持ち運びやすさの基準
OSの決め方
大学や学部で指定があればそれに従うのが最適です。一般的に、理工系はWindows前提が多く、専用ソフトがWindows限定ならMacは遠回りになりがち。iPhone連携や映像制作中心ならMacが便利なこともあります。Office中心の文書作成だけならどちらでも運用できます。
新品か中古(リユース)か
中古は初期費用を抑えつつ、ひと世代前の上位機を狙えるのが利点。選定時は次を確認。
授業が止まる故障は負担が大きいので、購入額だけでなく4年間の総コスト(保証・消耗品・修理・下取り)で比較すると判断が速いです。
買う時期と価格の動き
入試発表から入学準備の時期は学割や新生活セールがありますが、人気の構成は先に在庫が尽きます。中古は入荷に波があるので、条件を決めて通知を受ける運用が取りこぼしを減らします。あらかじめ今季の目標価格を決め、条件が合えば迷わず確保するのが効率的です。
受け取った日の準備(必要最小限)
そろえておくと楽になる周辺機器
65W以上のUSB-C急速充電器と軽いケーブル、23〜27型の外部モニタ、256GB以上のUSBメモリか外付けSSD、ノートPCスタンドと外付けキーボード/マウス。これだけで姿勢が安定し、レポート作業の速度も上がります。
予算の目安(本体+最低限の周辺)
レポート中心:9〜13万円(中古なら6〜10万円で同等の体感も実現可)
プログラミング/統計:12〜18万円(中古上位で10〜14万円)
3D/動画:18〜30万円超(GPUは世代差大。型番だけで判断しない)
よくあるつまずきと避け方
決め方のまとめ
大学の必須ソフトとOS要件を確認し、自分の作業内容と持ち運び頻度をはっきりさせます。予算はメモリとSSDを優先し、次にCPU、GPUは必要な人だけ。4年間の総コストで比較し、条件に合うものが出たら迷わず選ぶ。この順番なら、大きく外しません。
コレダの使い方
コレダでは、SSD搭載・正規ライセンス・保証付きのリユースPCを随時掲載。在庫の動きが速いため、用途・持ち運び頻度・画面サイズ・予算を事前に決めておくと選定が早くなります。
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やりたい作業と予算感を伝えていただければ、現時点の在庫からおすすめな一台をご案内します。
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